2008年09月17日
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写真の量と質が違う写真集・「井の頭線沿線の1世紀」

Written By: 川俣 晶連絡先

 桜上水Confidentialさんが紹介していた本です。

 明大前のバッカスさんにあるそうですが、酒が飲めない私が行くには敷居が高いので、永福図書館に行って見てきました。

 ちなみに、世田谷区と杉並区、似ているようでかなり違っていますが、図書館の開館時間も違いました。杉並区は午後8時まで開いているので、仕事帰りに気楽に寄れてナイス! 帰ってからもどうせ仕事するだろ……という突っ込みはありですが (汗。

 ちなみに、杉並区の図書館検索を行ってみると、この本は意外にも貸し出し中が多く、人気の高さを感じさせます。ただ、永福図書館に限っては、2冊所蔵していて、1冊は禁帯出です。つまり、いつ行っても貸し出し中はあり得ません。

 というわけで、てくてく荒玉水道を北上して行ってきました。

 (井の頭通りを渡ったら、左に入る細い道を歩くのが通。くねくねした細い道が実は近道)

井の頭線沿線の1世紀 §

 開いてびっくり。

 古い貴重な写真の洪水です。

 渋谷駅のロープウェイなど、普通の本なら写真1枚程度でしょう。それが何枚も……。やっとロープウェイの具体的なイメージが見えてきました。

 改修前の神田川の写真も多数。これも、かなりイメージが鮮明になってきました。

 昔の明大前駅の写真も多数。今の駅舎の更に前の光景は、非常に新鮮。

 高井戸駅の古い写真も多数。杉並区立郷土博物館の写真展「レンズの記憶 杉並、あの時、あの場所」 の図録にも写真が1枚ありますが、この本は時代を変えて何枚も高井戸駅の写真があります。非常にイメージが掴みやすいですね。

 更に驚くべきことに、なんと我が母校、高井戸第3小学校の古い写真まで。高井戸第3小学校の最寄り駅は桜上水だと思っていましたが、西永福も最寄り駅だからです。昭和20年代の写真に自分も使ったプールらしいもの(現在とは違う)があるのを見て、予想以上に古いものだったと気付きました。

感想 §

 桜上水Confidentialさんが紹介ありがとう!

 それはさておき、実は「永福図書館」とはこれまで封印してきた散歩先なのです。というのは、図書館とは面白すぎる場所だからです。しかも、永福図書館は他の図書館と違って、往復約5000歩で到達できる近さです。こういう場所にはまると、泥沼になりかねません (汗。

 実は、今回の永福図書館訪問の目的は、上記の本と、「崖の上のポニョ」絡みでの「デボン紀」の勉強にあったのですが、それ以外にも気になるものがちらほらと……。

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